【php】if文で条件分岐を使って処理を変える方法の解説

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このページではphpのif文の使い方と解説をしています。条件を与えてそれに応じた処理をさせる事ができる便利な関数なので使い方をしっかり覚えておきましょう。

if文

if文はどんなプログラミング言語にもあると言っても良いレベルの関数です。これは値を条件に当てはめて比較し、その結果に応じて処理を変更するという機能を持っています。基本的な書き方は以下の通りです。

if (条件) {
処理
}

if文はおおまかに3つのブロックで構成されています。この3つのブロックの事を理解してしまえば、簡単に扱う事ができるようになります。条件・真偽判定・処理の3つです。

まずは条件のところから。ここで特定の値を比較するための条件を設定します。ここで使える条件に関しては比較演算子などを使って比較するのが多いです。比較演算子の簡単な一覧は以下の通りです。

==
aとbが完全に一致するかどうかを判定する演算子です。
通常の=は変数に値を代入するために使うため、完全に一致かどうかを判定するには==を使います。
a<bのように使います。aがbより小さいかどうかを判定する時に使います。
aとbが同じ値の場合はtrueとはなりません。
<=
a<=bのように使います。aがbと同じか、小さいかどうかを判定する時に使います。
aとbがそれぞれ同じ値でもtrueとなります。
!=
ノットイコールと呼ばれるもので、条件が反転します。
a!=bという条件の場合は「aとbが等しくない」という意味になります。等しくなければtrueとみなされ、同じ値ならfalseとして扱われます。

次に真偽判定ですね。これは処理の流れで行われるものです。上記の比較結果が一致する場合はtrue、不一致の場合はfalseと判定されます。trueが真、falseが偽と呼ばれます。

最後に処理です。if文の{}内はtrueの時の処理を書きます。{}の外側にはfalseの時の処理を書きます。

$x = 1;
if ($x==1) {
echo 'true';
}

この場合は$xが1であり、条件式も1と一致します。そのため{}内の処理が実行されるため、画面にtrueと表示されます。

else

if文のtrue時の処理の書き方の他に、falseの時の処理を書くこともできます。これは2つまとめて書かれることもあります。

if (条件式) {
trueの処理
}
else {falseの処理}

このように書きます。elseはif文のtrue処理の{}の後に書きます。else自体は省略してもOKですが、falseの時にも何かしら表示させたいとかの場合に使います。

$x = 1;
if ($x==2) {
echo 'true';
}else{
echo 'false';
}

この場合は$xが1であり、条件式の2ではありません。そのためtrueの処理はスキップされてそのままelseへといきます。そしてelseの中にあるechoの処理が行われます。このようにfalseにも処理をさせたい時に使います。

elseif

elseの中にもelseifというものがあります。これはelseの場合の中でもさらに追加で比較式を実行し、それに一致するものだけを別の処理を与えるという書き方になります。

$x = 1;
if ($x==10) {
echo 'true';
}elseif($x==1){
echo '$xは1です。';
}

この場合の処理順序としては「$xが10かどうかを判定→10の場合はtrue内の処理を実行→違う場合はelseifへと処理が移る→elseifの比較式を実行して、$xが1かどうかを調べる→trueだったらelseif内の処理が実行される」という流れになります。全てにおいてfalseだった場合、この書き方では全ての処理が行われません。

条件を沢山設定したい場合

if文を沢山設定して条件ごとに処理を細かく分けるのも良いですが、条件分岐にはもう1つswitch文というものがあります。これは1つの条件に対して複数の分岐を設定できる関数です。aかbかみたいにシンプルな処理ならif文でも良いんですが、複数分けたい場合はswitch文を使う方が管理しやすかったりします。

switch文に関してはswitch文解説を参照してください。

まとめ

if文はプログラムの処理を変える時に使う便利な関数です。条件・真偽判定・処理の3つさえ理解してしまえばどんな処理でも描けるようになります。他のプログラミング言語でも出てくるのでこの機会に覚えてしまいましょう。

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