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このページではphpで使える配列の要素数を数える、count関数の使い方と解説を掲載しています。
count
count関数は配列内にある要素数を数えてint(数値)で出力してくれる関数になります。このcountは大きく分けて2つの使い方ができます。
シンプルに使う場合、配列内の要素数を返してくれます。
$a = [1,2,3,4];
$b = count($a);
配列$aには4つの数字が入っています。そしてcountで$aを指定しています。この時点ではまだ数えただけなので出力などはされません。今回の例では$bに数を代入させているので、echoなどで出力させることで確認できます。今回の例を出力すると
見たまんまですね。次に連想配列に対して実行するとキーと値がセットで1として数えられます。
多次元配列に対して使ってもOKです。
このようにシンプルに数を数えることも出来ますが、配列内の要素数を全て数えたい場合もあると思います。そんな時はmodeで再帰を有効化することで全て数えられます。
通常のcountだと配列内の配列はスルーされるというか、全部まとめて1つとしてカウントされます。これを全て数える場合はcount(配列,1)のように書きます。
$a = ['card'=>[1,2,3,4],
'name'=>'test',
'dragon',
'sprit'];
$b = count($a,1);
echo $b;
このように書いた場合の結果は8と出力されます。その理由は単純で、$aの中にある全ての要素数を数えています。card/1/2/3/4/name/dragon/spritの全てなので、合計8となります。1つだけname=>testのtestのみ、数えられていません。
forループで使う
forループで使う際に、配列の要素数をcountしてその回数ループさせたい場合もあると思います。その場合に1回ごとにカウントさせるのではなく、1回カウントさせて変数に入れて再利用する方法がお勧めです。
$a=[1,2,3,4];
for ($i=0,$b=count($a);$i<$b;$i++){
echo $i;
}
配列$aの要素数をその都度カウントさせるのではなく、forの最初に変数宣言のところでforループの初期値宣言と共に、変数$bにカウント数値を代入して使います。そうすることで毎回カウントさせる処理が無くなるため、全体的な処理速度が速くなります。
まとめ
count関数は配列の要素数を数える時に使える関数です。多次元配列の全ての要素を数える場合はmodeで再帰を有効にすることで連想配列以外は数える事ができます。連想配列のみはキーと値で1つとして数えるので、そこだけは注意しましょう。
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