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このページではphpで使うことができるarray_shift関数の機能と使い方を解説しています。
array_shift
array_shiftは配列の先頭の要素を取り出すことができる配列関数です。取り出せる要素は常に1つです。基本的な書き方は以下の通りです。
array_shift(配列);
このようにシンプルに書くんですが、通常の配列から値を読み取る方法とはいくつか違う点があります。
特徴 | array_shift | 配列[キー] |
---|---|---|
取得できる位置 | 常に固定(先頭) | キーによって配列のどこでもアクセス可能 |
取り出した後 | 取り出した値は配列から消える | 配列自体に変化は無い |
このように全く異なる挙動をします。array_shiftのみを簡単に解説すると「常に先頭からのみ要素を読み取り、読み取った後はその値から消してしまう」という挙動になります。
配列から値を取り出した後は、元の配列に対してresetが行われてポインタの位置も添字によるキーも、リセットされます。ただしキー=>値のように書いている場合のキーに関しては変化はありません。
戻り値
array_shiftの戻り値は取り出した値を返します。なのでechoなどで画面に出力することもできます。
簡単な使い方
$a = [1,2,3];
echo array_shift($a); //1が画面に出る
var_dump($a); //[0]=>2,[1]=>2,[2]=>3になる
このようにechoで直接画面に出してもいいですし、別の変数に代入して何かしらいじりまくるのもいいと思います。shiftで値を読み取った後の配列のキーに添字を使っている場合は3行目のように変わるので注意しましょう。どっかで再現できそうな要素といえばカードゲームのドローとかですかね。
まとめ
array_shift関数は配列から値を取り出しつつ配列を減らすことができます。配列から値を読み取る方法は[キー]がありますが、それとは特徴が大きく異なります。適した方を使いましょう。
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