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このページではHTMLで使う事ができるtype属性の機能と使い方の解説をしています。
type属性
type属性はaタグ/buttonタグ/inputタグ/linkタグ/menuタグ/scriptタグ/sourceタグ/styleタグで使う事ができます。そしてそれぞれで働き方が異なります。それぞれのタグごとで解説します。
ちなみにembedタグとobjectタグでも使う事ができますが、それらはすでに代わりとなるタグが出ていることもあるので省略します。
aタグ/linkタグ
リンクされたドキュメントのメディアタイプを指定します。これはブラウザに対して知らせる程度の機能になります。
<a href="リンクURL" type="値">リンク名</a>
値にはリンク先がどんな種類なのかを指定するわけですが、正直言うとこれに関しては考えなくても良いレベルだったりします。なぜかと言うとそのメディアタイプを全て掲載しているサイトがこちらになるんですが、目的のタイプがどれなのか探すのが超大変だからです。
それでも探し出して使いたいという方は是非ともチャレンジしてみてください。それに見合う結果や成果が得られるかは保証できません。
buttonタグ
ボタンの機能を指定する事ができます。
<button type="ボタンの種類">表示するテキスト</button>
ボタンの種類は以下から選びます。
button | クリック可能なボタン | |
---|---|---|
submit | フォームデータを送信するためのボタン | |
reset | フォームデータをリセットするためのボタン |
それぞれ実際にbuttonタグを使ったものを配置しましたが、スタイルシートを弄っていないのでかなり小さいボタンが出ていると思います。それぞれ見た目はスタイルシートで変更するのが望ましいですが、基本的には機能こそ違えど全て同じ見た目のボタンが出てきます。
inputタグ
inputタグでは入力フォームで受け付ける型を指定する事ができます。基本的な書き方は以下の通りです。
<input type="値">
button | クリック可能なボタン(JavaScriptで使用) | |
---|---|---|
chechbox | チェックボックスを定義 | |
color | カラーピッカーを定義 | |
date | 日付コントロール(年/月/日)を定義(時間は無し) | |
datetime-local | 日付と時刻の制御を定義(年月日時刻) | |
eメールアドレスを定義 | ||
file | ファイル参照ボタンとアップロードを行う事ができるボタンを表示 | |
hidden | 隠し入力フィールドを定義します | |
image | 画像を送信ボタンとして定義する | |
month | 年と月のコントロールを定義 | |
number | 数字を入力するためのフィールドを定義 | |
password | パスワード入力用を定義 | |
radio | ラジオボタンを定義 | |
range | 範囲コントロールを定義 | |
reset | リセットボタンを定義 | |
search | 検索文字列を入力するためのフィールドを定義 | |
submit | フォームの内容を送信するボタンを定義 | |
tel | 電話番号入力用のフィールドを定義 | |
text | 単一行テキストを入力するフィールドを定義 | |
time | 時間を入力するためのフィールドを定義 | |
url | URLを入力するフィールドを定義 | |
week | 週と年のコントロールを定義 |
一番type属性を使うのがこのinputタグです。それぞれサンプルを配置したので弄ってみてください。
menuタグ
menuタグにおけるtype属性はメニューのタイプを指定します。
<menu type="値"> </menu>
実際にはmenuitemタグを使って表示するんですが今回は割愛します。
list | デフォルト。リストメニューを指定し、ユーザーが実行またはアクティブ化できるコマンドのリスト。 |
---|---|
context | コンテキストメニューを指定します。ただしこれはFireFox専用です。 |
toolbar | ツールバーのメニューを指定します。アクティブなコマンドを使用すると、ユーザーはすぐにコマンドを操作できます |
scriptタグ
scriptタグにおけるtype属性はシンプルにスクリプトのタイプを指定します。
<script type="値">
scripttype | スクリプトのタイプを指定します。デフォルトではapplication/javascriptが指定されています。 完全なリストについてはIANAメディアタイプを参照してください。 |
---|
よくあるのはtext/javascriptとかですかね。
sourceタグ
sourceタグにおけるtype属性はメディアのタイプを指定します。
<source type="メディアタイプ">
メディアタイプ | メディアタイプを指定します。 一般的な動画形式(ogg/mp4/webm) 一般的な音楽形式(ogg/mpeg) |
---|
これまた完全なメディアタイプのリストはIANAのページを参照してください。
styleタグ
styleタグはhtmlソースの中でスタイルシートを適用させる時に使うものです。通常の外部CSS読み込み時と同じように、指定するのはtext/cssです。
<style type="text/css"></style>
これはstyleタグの中にあるものがcssであることを示す書き方になります。これ以外の書き方をする場合はIANAのメディアタイプのページを参考にしてみてください。textcssでいいと思うんですけどね。
まとめ
type属性はいろんなタグに使われる属性です。それぞれ機能が異なるので使いたいタグと属性の関係をしっかり選びましょう。
- HTMLの基礎
- HTMLってどんな言語?書き方やHTMLファイルの作成方法などを解説。
- HTMLタグで押さえておきたいポイント3選
- HTMLタグを使う上で必ず押さえておいてほしいポイント3つの解説です。
- HTMLタグと属性一覧
- HTMLタグと属性の一覧です。
- tableタグ生成ページ
- tableタグの基本形を生成できるページです。
- ulタグ・olタグ生成ページ
- ulタグとolタグの基本形を生成できるページです。