このページについて
このページではHTMLで使う事ができるrefferrerpolicy属性の使い方を解説しています。
refferrerpolicy属性
referrerpolicy属性はリンク先のポリシーを設定する事ができる属性です。名前がやたら長いですが、referrerとpolicyの2つを繋げた結果です。
referrer(リファラ)は「あるページにリンクしているリソースやページ」の事を言ったりします。例えばGoogleの検索結果からこのサイトのページをクリックしたのであれば、Googleの検索結果がリファラとなります。もっと簡単にいえば「このページに来る直前に開いていたページ」って事になります。
policy(ポリシー)は読んだまま、ポリシーですね。日本語にすると[政策・方針・やり方]とかいう意味になります。
そしてリファラポリシー属性は「ユーザーがハイパーリンクをクリックした時に送信するリファラ情報を設定」します。つまりページAからページBのリンクをクリックした時に、ページAのリファラ情報をどうやって送信するかって事になります。
referrerpolicyの書き方
referrerpolicyの書き方はaタグに入れるだけです。
<a href="リンク先URL" referrerpolicy="値">リンク先の名前</a>
そして扱う事ができる値が複数あるので、それらについても簡単に解説します。
referrerpolicyの値
referrerpolicyでは値を設定することで送信するリファラ情報を指定できます。
no-referrer | リファラ情報を送信しない |
---|---|
no-referrer-when-downgrade | デフォルトの値。プロトコルのセキュリティレベルが同じか高い場合(http→httpか、http→httpsか、https→https)に、オリジン・パス・クエリ文字列を送信します。 逆にセキュリティレベルが低い場合(https→http)、何も送信しません。 |
origin | ドキュメントのオリジン(スキーム/ホスト/ポート)を送信します。 |
origin-when-cross-origin | クロスオリジンリクエストのオリジンを送信します。同じオリジンリクエストのオリジン/パス/クエリ文字列を送信します。 |
same-origin | 同じオリジンリクエストのリファラを送信します。クロスオリジンは送信しない。 |
strict-origin-when-cross-origin | セキュリティレベルが同じか高い場合にはオリジンを送信します。(http→http、http→https、https→https) セキュリティレベルが低い場合には何も送信しません。(https→http) |
unsafe-url | オリジン・パス・クエリ文字列を送信します。セキュリティレベルに関係なく送信します。 |
リファラ情報を送信しない場合は以下のように書きます。
<a href="リンクURL" referrerpolicy="non-referrer">リンク名</a>
デフォルトでno-referrer-when-downgradeが設定されているので基本的には使わなくてもOKなんですが、何かしらの目的があって使いたい場合にはそれぞれの違いを把握して使い分けましょう。
- HTMLの基礎
- HTMLってどんな言語?書き方やHTMLファイルの作成方法などを解説。
- HTMLタグで押さえておきたいポイント3選
- HTMLタグを使う上で必ず押さえておいてほしいポイント3つの解説です。
- HTMLタグと属性一覧
- HTMLタグと属性の一覧です。
- tableタグ生成ページ
- tableタグの基本形を生成できるページです。
- ulタグ・olタグ生成ページ
- ulタグとolタグの基本形を生成できるページです。