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このページではHTMLで使う事ができるdirname属性の機能と使い方を解説しています。
dirname属性
dirnameはテキストの方向が通常とは異なっている場合でもその方向をそのまま送信する事ができる機能を持っています。この辺りはbdiタグやbdoタグと似たような機能になりますが、このdirnameは入力エリアのテキスト方向を送信する事ができます。
dirnameが使えるのはinputタグとtextareaタグの2つのみです。
ちなみにdirnameはUnixのコマンドだったりいろんなプログラミング言語に登場しますが、HTMLにおいては全く別の意味になります。通常はディレクトリの略称でdirとなっているわけですが、dirnameでディレクトリの名前を取得とかそういうことはできません。
dirname属性の書き方
dirnameはinputタグかtextareaタグの中に書くだけでOKです。設定できる値は1つだけなので、そこも同時に解説します。
<textarea name="te" dirname="te.dir"></textarea>
name属性はこのテキストエリアの名前です。この名前に関してはtextareaタグでも解説していますが必須です。そしてdirnameではその名前の後に.dirと付与したものを書きます。今回の例ではteとte.dirですね。
実際に内容にtestという4文字を入れて送信し、var_dumpでPOST変数の中身を表示するとこんな感じになります。
まずteというのがtextareaのname属性で、その中身がtestという4文字です。次にte_dir=>ltrというのがあります。これがdirnameで付与したte.dirのことになります。
ltrというのはLeft to Rightで左から右という意味になります。これが一部の言語圏だと右から左へ書くため、rtlという値に変化します。とはいえ日本や英語圏をメインにする場合は出番が無いとは思いますけどね。
まとめ
dirnameはinputタグとtextareaタグで使う事ができます。それぞれの入力エリアのテキスト方向を送信することを可能とします。受け取るPOST変数にもしっかりとその方向が記録されているものの、日本や英語を基本とする場合は出番はほぼありません。
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